指導マニュアル
先日、私立大学に勤める友人Kの研究室を訪問してきました。長時間にわたり、研究室や大学内を案内してくれて、色々な情報交換をして大いに刺激を受けてきました。そこの研究室では、4年生10人が研究室に配属され、つい最近、実験を始めたそうで初々しい学生さんが実験をしていました。
岐阜医療科学大学薬学部では、1期生が昨年4月に入学してきたばかりでまだ卒業研究まで2年ありますので、学生が入ってきたら入ってきたで大変だろうなと想像しています。
さて、先日のブログでは私がこれまで実践してきた化合物のデータ管理の話をしましたが、今日は指導マニュアルというか、指導するグループで実際に使っていたルールブックについてお話したいと思います。
研究室での活動は、もちろん実験が中心になってきますが、それに伴い文章を作成したり、報告書を書いたり、データを解析したり、学会で発表したりといろいろパソコンを使った作業を伴います。最初の学生さんにはしっかりそういったものの書き方などの指導するものの、その後は学生からの学生への指導となり、やがて伝言ゲームのようになっていきます。だんだんルールが曖昧になってきたり、時にこちらの意図しない方向にいったりします。例えば、パワーポイントの構造式の拡大率が異なるとか、構造式を書くフォーマットなどが崩れてきたり、などです。
私が前組織にいたときに、そういうことに悩まされてきましたので、私の指導していたサブグループ(通称、触媒組)では、触媒組の共通ルールをマニュアル化しました。とにかく、この共通ルールに従い、もし不都合があればその都度修正していきました。
今回、このマニュアルを公開しますので、ご自由に加筆修正し、必要に応じて研究室内でお使いください。WEBでの公開は避けてください。これらのルールは、私の指導していたサブグループのものですので、あくまで自己責任での利用でお願いします。当方は本マニュアルの使用にかかわる一切の責任を負いません。
ということで下にリンクを貼っておきます。