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2025.3.19 新年度に向けて!WEBサービスの取捨選択してみた
あと2週間で新年度!このタイミングで、毎年恒例の「WEBサービスの見直し」をやってみることにした。研究活動を効率化するために契約している有料サービス、値上がりもあるし、本当に必要なものだけ残したい。忘備録も兼ねて、どれを続けるか、どれを切るかを整理してみる。
絶対に継続するサービス
- 英辞郎 on the WEB Pro(年間4,950円・税込)
論文を書くときに欠かせない!専門用語の検索にも便利。
- ATOKパスポートプレミアム(年間7,920円・税込)
日本語入力の精度が高くて、文書作成がスムーズに。これがないと誤変換祭り。
- ChatGPT Plus(月額20ドル)
もはや秘書。研究のサポートや文章校正はもちろん、学生面談のボイスメモを文字起こししたり、Pythonプログラムを書いてもらったりと大活躍。
- Evernoteプレミアム(年間9,300円)
伝票やメモ、論文のスキャンデータを全部放り込める。情報整理には手放せない。
- Splashtop Personal(年間$16.99)
研究室のPCにリモートアクセスする必須ツール。出先でも機器を操作できるのが強み。
もういらないかも?解約予定のサービス
- Grammarly
ChatGPTがあれば十分かな?英文校正ツールとして活用していたけど、最近は使わなくなった。
迷い中のサービス
- DeepL Pro
翻訳精度は高いけど、ChatGPTの翻訳もかなり優秀になってきたし…。
ただし、DeepL Writeの日本語校正機能が意外と良さそうなので、継続するか悩み中。
新しく契約するかも?
- Typoless(月額2,200円)
朝日新聞社の日本語校正AI。誤字脱字チェックに使えそう。14日間の無料トライアルがあるので、試してみてから考える。
WEBサービスを選ぶときのポイント
ここ数年で、有料WEBサービスがめちゃくちゃ充実してきた。特にAI系のツールは、仕事の効率を大幅にアップさせてくれる。ただ、全部契約してたらコストもバカにならない。
取捨選択のポイントとしては、
- 時間の節約になるか?
- 他のツールで代用できるか?
- 値上げしてないか?
- 研究活動に直結する価値があるか?
このあたりを考えつつ、必要なものだけ残していくのが大事。皆さんも、新年度を迎える前に、契約中のサービスを見直してみてはいかがでしょうか?
2022.8.2 研究活動に使用する有料WEBサービスについて(追記)
2022.8.2 Grammaly, DeepL Pro, Splashtop personalのサービスについて2021.5月に投稿した記事に追記しました。
今やノートパソコン1台あれば、文献調査、研究費申請、論文執筆、発表資料作成などいろいろな仕事(研究)ができるようになってきました。また様々なWEBサービスやクラウドが活用できます。私の場合、ノートパソコン1台(MacBook Pro 15インチ,2018版)をモニター2台(49インチ5Kワイドモニタ+24インチ縦置き)に繋いで、研究室では仕事をしています。詳細はこちら。
今回は研究活動に使用しているWEBサービスやクラウドをご紹介したいと思います。
SciFindern (大学契約)
本学では幸いSciFindern(サイファインダー エヌ)の契約をしているので、大学内のネットワークに居れば、随時検索できます。昔のSciFinderと違って、SciFIndernは逆合成解析をしてくれる(既知、未知含め)機能があるようです。この機能はほとんど使っていません。また特許情報も制限なしで取得できるようになりました。
英辞郎 on the WEB pro(研究費で契約、年間3630円)
オンライン版の辞書で、pro版を契約しています。論文を書くときには、常にこの辞書を使っています。おかげで紙の辞書は全く使っていません。Pro版は収録語数と例文が多いのが特長です。自分専用の単語帳も作成できます。無料版もありますが、一回、Pro版を使うと戻れないです。また様々な検索かけることができ、私がよく使う頻度集計は、ある単語の前後にどのような単語がくるか、なんていうもの調べられます。例えば、ある動詞の後にくる前置詞は何か調べたいときに重宝します。
ATOKパスポートプレミアム(研究費で契約、年間6600円)
WindowsとMacの両方に対応した日本語入力システムです。1契約で10台のパソコンにインストールできます。例えば、Macで単語登録をしたら、クラウド経由でWindowsに同期されるので、パソコンごとに単語登録しなくてよくて大変便利です。また定期的にクラウド経由でキーワード登録されるので、流行の言葉でも一発変換できます。この他、オンライン校正やクラウド辞書など様々な機能をもっています。またこれに加えて、Wordのカスタム辞書にはChemistry dictionaryをインストールしています。詳細はこちら。
Grammaly(研究費で契約、年間$86.4(キャンペーン時に契約、通常$144))
有機化学のブログたゆたえども沈まず-有機化学あれこれ-の記事に触発され契約を決断。英文の「てにをは」を直してくれるWEBサービスです。論文投稿時には英文校閲に依頼しますが、リバイスの原稿やカバーレターまでは英文校閲には出しませんので(破産します)、このGrammalyで一応文章をチェックします。ただ、受動態はことごとく指摘されますが、ほとんど無視しています。無料でも使用できますが、ファイルを丸ごとチェックするために契約しました。
DeepL Pro(研究費で契約、年間9000円)
これもGrammalyと同様の理由で契約。論文査読の英文がおかしくないかのチェックで使っています。無料版でも使えますが、課金してみました。使い勝手はいいですよ。
番外編
Evernoteプレミアム(研究費で契約、年間5200円)
クラウドベースのメモアプリです。私は、ScanSnap ix1500でスキャンしたデータをクラウド経由でEvernoteに入れています。プレミアム契約すれば、アップロードしたファイルの中身(WordとかPDF)を検索できるので、会議の資料や議事録を全てここに放り込んで紙は捨てています。また伝票も必ずスキャンしてここに保存しています。プレミアム版だと月間で10GB保存できますが、正直そこまで使いません。無料版だと月間60MBの保存容量でファイルの中身まで検索できません。
Splashtop personal(年間$16.99)
パソコンを遠隔操作するソフト。Splashtop streamerを操作したいパソコンにインストールし、別の端末からクライアントソフトでログインすることで遠隔操作できるソフトです。同一LAN内のパソコンは無料、異なるLAN同士では有料版が必要です。
特別な設定は不要で、遠隔操作が可能です。このソフトは、測定機器にインストールして離れた場所から操作しています。例えば、自分のHPLCにインストールして、自宅から分離条件の探索やら、データ処理をやっています。HPLC純正の遠隔操作ソフトもあるようですが、うん百万円するので、それと比べるとかなり格安です。
ということで、今回は研究活動に使用している有料WEBサービスを列挙してみました。