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2025.2.26 去りゆく2月
2月の振り返りと新学期に向けて
気がつけば2月も終わりが近づき、もうすぐ3月を迎えます。
このブログでは何度か触れていますが、萬代は「有機化学I」と「有機化学IV」を担当しています。授業では毎回A4 1枚程度の課題を出し、講義前日にWEB上で提出してもらい、次の講義の冒頭で解説を行うスタイルを採用しています。この形式は学生からの授業評価アンケートでも高評価を得ており、ここ5年間継続しています。また、私の講義は「声が大きくて聞き取りやすい」とのコメントもあり、意外な評価ポイントになっているようです(笑)。
2月上旬:定期試験
2月上旬には、有機化学Iと有機化学IVの定期試験を実施しました。試験問題はほぼ課題の内容をもとに作成しているのですが、予想以上に出来が芳しくなく、多くの学生が再試験の対象となってしまいました(何やっとんねん)。有機化学が苦手な学生は、答えを丸暗記しようとする傾向がありますね。
2月中旬:実習生の帰還
2月中旬には、5年生が薬局実習や病院実習を終え、約半年ぶりに研究室へ戻ってきました。長期間の実習を経て、実験の感覚が抜けてしまうのではないかと懸念していましたが、事前に実験結果のまとめを作成させていたため、スムーズに研究モードに戻ることができたようです。さらに、CBT試験を終えた4年生2人、実習から戻ってきた5年生2人が加わり、みんな活発に研究活動をやっています。4月には新しい配属生も決まる予定で、配属生が来るまでにはある程度仕事を進めたいところです。
卒業研究発表会までのラストスパート
5年生の卒業研究発表会まで残り3ヶ月弱となりました。学生たちはラストスパートを迎えているところと言いたいところですが、残念ながらまだ研究データとして発表できるレベルにはありません。ある程度のデータを出すためには発表会直前まで頑張ってもらわなければなりません。ある程度まとまった形で発表できるよう、落としどころを模索中です。
3月にはいると新年度の準備も本格化していきます。雑用ばっかりですが、今からできることを一つひとつ進めていきたいと思います。
2024.4.16 新年度
新年度になり、新4年生が研究室配属になりました。他大学でもそうだと思いますが、例年通り有機系はあまり人気がありません。そのような状況でも化学系研究室には6名(男4,女2)が配属され、そのうち、2名が萬代グループに加わることになりました。

6名の学生を教員3名に振り分ける訳ですが、研究テーマを提示して学生に選んでもらうシステムを採用しています。
ということで、今年度は5年生2名(8月から実務実習へ)、4年生2名の計4名で研究を進めていきます。
またありがたいことに、今年も財団の研究費が採択され機器を買うことができます。また機器が入りましたら、その詳細をブログにアップします。
2024.1.21 2024年
ご無沙汰しております。2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
このブログ、ほとんど更新できていないのですが、結構観てくださる方々がいて参考にしていますと言ってくださるので、ありがたいですね。独立PI向けの情報発信を意識していますが、思ったより皆様のお役に立ててそうでよかったです。
さて、うちの薬学部一期生もCBTが終わり、ようやく卒業研究に専念できそうです。昨年4月に配属されてから、基本週1回の卒業研究の時間がありませんでした(他の曜日は講義)。しかも、その時間にCBTの対策補講とか模擬試験が入ってくるので、なかなか集中して研究ができないのでフラストレーションがたまっていました。また実験をやらせていると、あの研究室はCBT対策をしていないとか噂が流れ、ブラック研究室のレッテルを貼られてしまいます。
この春から一期生も5年生に進級するわけですが、今度は薬局実習と病院実習が始まってしまいますので、一年の半分はラボにいません。半年で卒業研究をある程度まとめないといけないので、なかなか難しいというか、どこを落とし所にするか悩みそうです。