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2026.3.11 研究室配属

本学では4年生になると研究室配属が行われ、そこから3年間卒業研究に取り組むことになります。私が所属している化学分野は、教授先生と私の二人体制で、配属人数は6名です。

本学は講座制ではなく大講座制をとっているため、教授先生と私はそれぞれ独立したPIとして研究を進めています。ただし教育や研究室運営については、化学分野として一体で行っています。

とはいえ、薬学部の卒業研究は理学部や工学部の研究室とは事情がかなり異なります。

4年生はまだ授業が多く、研究に充てられる時間は1日1~2コマ程度です。さらに5年生になると薬局実習と病院実習が半年間あり、その期間は研究室に来ることができません。6年生になると国家試験対策講義や補講が始まり、研究に集中できる時間は数ヶ月ほどになります。

そのため制度上は「3年間の特別研究(卒業研究)」となっていますが、実質的に研究に専念できる期間は1年にも満たないのが現状です。


有機系は人気がない?

有機系の研究室は、残念ながらあまり人気がありません。

理由はいくつかありますが、その一つは研究室に毎日来ることを原則としていることかもしれません。

ただし、いわゆるコアタイムは設けていませんし、休みも教員に一言伝えれば自由に取得できる仕組みにしています。土曜日や祝日は休みです。

他の研究室では「年間20日しか休みが取れない」といった話も聞くので、それと比べると決して厳しい環境ではないと思っています。


住めば都

このように人気のない有機系ですが、実際に配属された学生からは

「有機系に来て良かった」

と言われることが意外と多いのです。

研究室では有機化学の実験をしっかりやってもらいますし、分析機器なども積極的に触ってもらいます。

調剤薬局やドラッグストアへの就職を考えている学生からすると、「そこまでやる必要があるの?」と思われるかもしれません。しかし私は、研究職にも進める力を持った学生を育てたいと思っています。さらに、将来もし博士課程に進みたいと思ったときにも対応できるような教育をしているつもりです。

おそらく今年も有機系はそれほど人気が高くないと思います。それでも、どんな学生が配属されてくるのかは、毎年春先のちょっとした楽しみでもあります。

2025.2.26 去りゆく2月

2月の振り返りと新学期に向けて

気がつけば2月も終わりが近づき、もうすぐ3月を迎えます。

このブログでは何度か触れていますが、萬代は「有機化学I」と「有機化学IV」を担当しています。授業では毎回A4 1枚程度の課題を出し、講義前日にWEB上で提出してもらい、次の講義の冒頭で解説を行うスタイルを採用しています。この形式は学生からの授業評価アンケートでも高評価を得ており、ここ5年間継続しています。また、私の講義は「声が大きくて聞き取りやすい」とのコメントもあり、意外な評価ポイントになっているようです(笑)。

2月上旬:定期試験

2月上旬には、有機化学Iと有機化学IVの定期試験を実施しました。試験問題はほぼ課題の内容をもとに作成しているのですが、予想以上に出来が芳しくなく、多くの学生が再試験の対象となってしまいました(何やっとんねん)。有機化学が苦手な学生は、答えを丸暗記しようとする傾向がありますね。

2月中旬:実習生の帰還

2月中旬には、5年生が薬局実習や病院実習を終え、約半年ぶりに研究室へ戻ってきました。長期間の実習を経て、実験の感覚が抜けてしまうのではないかと懸念していましたが、事前に実験結果のまとめを作成させていたため、スムーズに研究モードに戻ることができたようです。さらに、CBT試験を終えた4年生2人、実習から戻ってきた5年生2人が加わり、みんな活発に研究活動をやっています。4月には新しい配属生も決まる予定で、配属生が来るまでにはある程度仕事を進めたいところです。

卒業研究発表会までのラストスパート

5年生の卒業研究発表会まで残り3ヶ月弱となりました。学生たちはラストスパートを迎えているところと言いたいところですが、残念ながらまだ研究データとして発表できるレベルにはありません。ある程度のデータを出すためには発表会直前まで頑張ってもらわなければなりません。ある程度まとまった形で発表できるよう、落としどころを模索中です。

3月にはいると新年度の準備も本格化していきます。雑用ばっかりですが、今からできることを一つひとつ進めていきたいと思います。

2024.4.16 新年度

新年度になり、新4年生が研究室配属になりました。他大学でもそうだと思いますが、例年通り有機系はあまり人気がありません。そのような状況でも化学系研究室には6名(男4,女2)が配属され、そのうち、2名が萬代グループに加わることになりました。

6名の学生を教員3名に振り分ける訳ですが、研究テーマを提示して学生に選んでもらうシステムを採用しています。

ということで、今年度は5年生2名(8月から実務実習へ)、4年生2名の計4名で研究を進めていきます。

またありがたいことに、今年も財団の研究費が採択され機器を買うことができます。また機器が入りましたら、その詳細をブログにアップします。

2024.1.21 2024年

ご無沙汰しております。2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

このブログ、ほとんど更新できていないのですが、結構観てくださる方々がいて参考にしていますと言ってくださるので、ありがたいですね。独立PI向けの情報発信を意識していますが、思ったより皆様のお役に立ててそうでよかったです。

さて、うちの薬学部一期生もCBTが終わり、ようやく卒業研究に専念できそうです。昨年4月に配属されてから、基本週1回の卒業研究の時間がありませんでした(他の曜日は講義)。しかも、その時間にCBTの対策補講とか模擬試験が入ってくるので、なかなか集中して研究ができないのでフラストレーションがたまっていました。また実験をやらせていると、あの研究室はCBT対策をしていないとか噂が流れ、ブラック研究室のレッテルを貼られてしまいます。

この春から一期生も5年生に進級するわけですが、今度は薬局実習と病院実習が始まってしまいますので、一年の半分はラボにいません。半年で卒業研究をある程度まとめないといけないので、なかなか難しいというか、どこを落とし所にするか悩みそうです。

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