「師走の忙しさと実験の試行錯誤:12月の研究報告」

お久しぶりです!12月はブログの更新をすっかりサボってしまい、申し訳ありません。最近は、週2回の講義(有機化学IとIV)をこなしながら、空いた時間を使って実験と計算を進めています。

一人でのんびり(?)研究の日々

現在、指導している5年生の学生たちは病院実習中で、4年生たちは年明けに控えたCBTの勉強に集中しているため、実験室では私一人が細々と作業しています。静かな環境ではありますが、やはり少し寂しいですね。

目的物合成の試行錯誤

今回の実験では化合物の合成を進めていますが、目的物化合物の一つ前の段階で、単離精製に苦戦しました。何度も合成・精製を繰り返してみましたが、どうしてもうまく条件が見つからず、最終的にこの段階での単離を断念。そこで、1g 2万円の試薬を使って最終体まで誘導し、その段階で単離精製を行うことに切り替えました。もちろん失敗は許されません(学生だったら絶対にやらせない)。

見た目は少々「汚い」状態ですが、逆相クロマトグラフィー(山善の中圧機器)を使えば、なんとか分けられそうです。

順相 vs 逆相、精製条件の考察

これまで主に順相クロマト(シリカゲル、ヘキサン/酢エチ系)を使用してきましたが、極性の高い化合物や順相で分離できないものには、逆相クロマト(ODS、メタノール/水系)がかなり有効だと実感しています。特に山善の自動中圧装置のおかげで、操作も効率的に進められるのがありがたいところです。

2024年もあと少し

気づけば今年も残り3週間ほど。今年も本当にあっという間でしたね。この1年間、いろいろな挑戦と学びがありましたが、最後まで悔いのないように、引き続き研究に励みたいと思います。

独り言:飲み会、どうなってる?

そういえば、7月にビアガーデンで飲んだときに「12月に飲み会やりましょう!」なんて話していた気がするのですが、いまだに連絡がありません…。もう12月も終わりますよ。みんな忙しいのかな…。ちょっと寂しいけど、タイミングが合えば年内か年始に集まりたいものです(泣)。

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