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2024.7.31 忙しい4年薬学生
先週、前所属の同僚で現在は東海地方で大学教員をやっている某Kさんと某Mさんと名駅近くのビアガーデンに行ってきました。岡山にいたときは数ヶ月に一回は一緒に飲んでいたのですが、こちらに来てからはなかなか3人が集まる機会もなく、久々の再会でした。いやーみんな苦労してますね。。。次回は12月に開催ということで、飲み会の終わりにさっさと次の開催月と幹事をその場で決めることが定期的に飲み会を開催する秘訣ですね。
さて、うちの大学では1年生のときから手厚い薬学教育をやっている訳ですが、4年生になるとさらに過密なスケジュールになります。4月から7月まで基本週1回2コマはCBT対策講座(各教員持ち回り)があります。その対策講座のあいまあいまに5-7月に薬ゼミの模試を3回受け、7月末には薬ゼミ講師による補講4コマ/1日×5日間を受講します。そしてCBT体験受験に突入します。この間、普通に講義と定期テストもあります。
夏休みは夏季補講。各分野の教員がテーマ(学生が弱い分野)を設定して、1コマ担当する夏季補講が9月末に実施されます(3年生の補講も同時進行)。そして10月から後期が始まるわけですが、講義の合間に毎月CBT模試を3回受験し、その間、教員や薬ゼミの模試解説補講も開催して勉強漬け、そしてCBT本試験に望みます。だいたいこのようなスケジュールで1年間、4年生のCBT対策をやっていくわけですが、その合間に卒業研究をやっていきます。大体毎日1コマ、多くて2コマぐらいでしょうか研究に当てられる時間は。
でも、私が研究指導している5年生、4年生に実験の反応機構を聞くと大体答えられない。電子の流れが逆とか、求核剤と求電子剤が分かっていないとか。。。あ、これはまずいなと思ったので、CBT対策と国家試験対策を兼ねて有機化学勉強会(学生からは萬代スペシャルと呼ばれる勉強会)で問題を計100問をやりました。6月から7月末まで週1回1コマのペースで計8回100問です。毎回、解答解説だけではなく、周辺知識の整理とかもやっているので、このぐらいのペースがちょうどいい感じです。
この勉強会のおかげかどうか分かりませんが、学生が受けた先週金曜日の薬ゼミのテスト、有機化学の分野だけ成績が良い学生がいたので、私の勉強会が少しでも役に立ったのかなと思う次第です。
もし勉強会の資料、欲しい方がいましたらお知らせください。萬代の知り合いでしたらお譲りします。
2024.7.24 先週
毎週ブログを更新するつもりでしたが、忙しくて更新できませんでした(泣)しかし梅雨が明けると外は暑いですね
連休明けの16日(火)は薬局訪問で出張でした。私が担任している学生の薬局実習が8週目を迎えたため様子を見に行きました。往復320kmを運転。
水、木は金曜日の出張(後述)のためのスライド作りとその合間に学生面談(4名)。木曜の夕方は研究室の学生向けの勉強会をしました。
金曜日、土は岡山大学へ出張。小中の同級生から頼まれて、次世代理系人材育成プログラム(中学生向け講座)の講師を担当し、2時間の講義をしました。内容は私のキャリアパスの説明+鈴木宮浦クロスカップリング反応の体験実習です。この体験実習はいつも本学のオープンキャンパスでやっているもので、それを中学生向けに少し改変したモノとなります(今は写真がありません。後日送付してもらう予定)。
土曜日は岡山から帰ってきて、すぐに子どものスポ少の合宿にコーチとして参加(一泊二日)。1日目のコーチ飲み会は1時半までやって、朝6時起床。午前中に次男(4年生)の練習試合を1試合やったところであります。22日(月)はやや疲れ気味で大学に来て放心状態。何も出来ず。
月末までに書き物をいくつか仕上げる必要があります。いつも締切りギリギリ。しばらく実験は出来なさそう(泣)
2024.7.11 中圧クロマト納品
一昨日、知多半島の高校回り(往復160 km)で大学のパンフレットを配ってきたところですが、外回りって大変ですね。私には向いていないと改めて思います。
さて、うちの薬学部には私の強いリクエストで入れてもらった山善の中圧クロマトがあり、私の実験室に置いていて5年間稼働してくれたわけですが、今回、自分の中圧クロマトを購入しました。全く同じ機器を購入したわけですが、この機器は自分にとって大切な商売道具となるわけですから、やはり自分の機器が欲しいということになるわけです。
購入した機器は、EPCLC-W-Prep 2XY A-Typeの固定波長タイプ。TLCリーダー付きで2チャンネルあります。当初は予算の関係から、1チャンネルタイプと検出器は可変波長+TLCリーダーを想定しておりました。ただ山善の担当者と打合せをするなかで「1チャンネル+可変波長+TLCリーダー」と「2チャンネル+固定波長+TLCリーダー」の価格差は30万円とのこと。そうなると「2チャンネル+固定波長+TLCリーダー」を選択するわけです。
薬学部のEPCLC-W-Prep 2XY A-Typeは可変波長ですが、可変波長は機器そのものの価格が高いのと、5-10年に一回、光源の交換のため山善への返送と高額な交換費用(20万くらい)がかかることから。一方、私が購入した固定波長タイプは、UVランプを交換するだけなので、1回6000円だけで済みます。
今のところ予算の関係で検出器はUV254nmのみですが、来年度にELSDを購入しますので、装置としては来年度に完成することになります。
手動のカラムクロマトも教育的にはいいですが、薬学部の研究時間が少ないことを考えると精製に時間をかけるわけにもいかないので、私はもちろんのこと、学生にもガンガン使わせる予定です。
2024.7.3 冷蔵庫納品
ゴールデンウィーク開けから週二回の午後に化学系実習をやっていましたが、ようやく終わりました。レポート採点が残っていますが、開放感ハンパないです。私が行った実験の収率をホワイトボードに書き出しているのですが、概ね60−75%で目的物が得られています。湿度の高い時期に、アルゴン雰囲気下ではなく塩カル管を刺してやるグリニャール反応にしては良いのではないでしょうか。
さて、待望の冷蔵庫を購入しました。これまでも学科共通の冷蔵庫はあったものの手狭になってきたので買うことにしました。日本フリーザーのバイオメディカルクーラーUKS-5410DHCというものです。内容量は約544Lで試薬の保管、合成サンプルの保管にちょうどいいのかなと思います。
試薬等を保存するためには、トレーみたいなのがあった方が便利なのですが、冷蔵庫は上から下へと冷気が通らないとダメみたい。出入りの業者にいろいろと相談してみると、牛乳パックを運搬するのに使うミルククレートが冷気を遮断せずに収納できるみたいです(試薬瓶も落ちない)。まだ購入していませんが、このミルククレートだと、1つの棚に2つ並べられるので前向きに検討中です。