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2021.5.27 おすすめのTLC発色剤
TLCの発色剤(ステイン)は何をお使いでしょうか?
私が学生時代に属していた向山研究室では、リンモリブデン酸ナトリウムをよく使用していました。TLCの発色剤のレシピはネットで公開されており、特に有名なのが東大金井研のレシピだと思いますが、リンモリブデン酸ナトリウムの記載はありません。
アメリカに留学していたころ、そこの研究室にあった発色剤では、気に入ったのが無くて、向山研の後輩にレシピを聞いたぐらい気に入っていました。
ということで、リンモリブデン酸ナトリウムはあまりメジャーでは無さそうですが(間違っていたらすみません)、おすすめの発色剤なので、そのレシピを公開します。ほぼ全ての有機化合物に有効で、長時間スポットも消えないのが特徴です。学生実験でどの発色剤でもダメだったのが、これでうまくいったという代物です。
- リンモリブデン酸ナトリウム
<特徴>有機化合物全般に使える.発色がよく,時間が経ってもスポットが消えにくい.
リンモリブデン酸ナトリウム(Na3[PO4・12MoO3]・nH2O 12 g
リン酸(H3PO4) 7.5 mL
濃硫酸 25 mL
H2O 500 mL
ちなみにTLCの見た目はこんな感じです。
2021.5.20 保護メガネとマスクの相性
岐阜医療科学大学薬学部は岐阜県と愛知県の県境にあり、新型コロナウイルス感染感染者も過去最高となっています。愛知県は緊急事態宣言が発出されており、いつ自分が感染してもおかしくない状況にあります。
うちの研究室はまだ卒研生がいないですが、教員と研究員あわせてそれなりの人数が居ますので、実験中の感染対策は大事になってきます。
私も実験をするときには当然保護メガネとマスクをするのですが、湿度の高いこの時期は保護メガネが曇ってしまいイライラします。
保護メガネは山本光学のLF-501(軽くて長時間つけても耳が痛くなりません。オススメです)を使っているのですが、これに不織布のマスクを組み合わせると、前が見えないぐらい曇ります。ただミズノのマウスカバーを使うと、ほとんど曇ることがありません。マスクと顔の密着具合がちょうどいいからですかね。ここ最近、実験する機会を増やしているので、マウスカバーを追加で購入しました。
ということで、今回は保護メガネとマスクの相性についての話でした。