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2021.4.28 研究費

ここ最近はいろいろな書類書きや雑務に追われている日々を過ごしています。特に研究費獲得の書類書きはPIにとって重要な業務の一つです。毎年、ある程度の研究資金を確保できていないと研究が進められませんし、研究が進まないと業績が無くなってしまいます。そして業績が無いと、研究費獲得も不利になってくると言う負のスパイラルに陥ってしまいます。

私は2年前に岐阜医療科学大学に異動してきて、研究室の立ち上げを経験しました。前所属から持ってきた機器類(HPLCやUCリアクター、スターラー、オイルバス)などの備品は最低限で、ナスフラなどのガラス器具は数千個もらえたので、それを持ってきました。もちろん学生はいませんし、私を含めて研究員との2名体制でしたが、それでもやはり立ち上げには1000万弱使いました。有機系はちまちまとした物品が多く、チリも積もれば。。。ということで馬鹿になりません。エバポレーターなどの高額機器は学科のものを使わせてもらえたので、それが無かったらもっとお金がかかっていたと思います。

自分自身はこのキャリアをスタートしてから全く研究費が獲得できなかった暗黒時代があります。しかしコンスタントに年平均10個ぐらい研究助成金に応募するようにしています。運が良ければ、3~4個当たりますし、1つだけの年もあります。ものすごく期待していた財団がダメだった一方、締切間際2日ほどで仕上げた雑な申請書でそれほど期待していなかった研究費が当たる事もあります。

4月に入り科研費採択の情報がちらほらと入ってきます。とある友人が基盤Bを取ったので、いきなり携帯に電話してどういう戦略で応募したのか聞いてみました。彼はかなりの戦略家で、公的、民間財団を含めてありとあらゆる研究費を取ってきています。彼曰く、科研費データベースを活用して過去の採択者の情報、研究課題名を調べ、また応募する分野の細目での採択課題など徹底的に調べて応募しているということでした。また別の基盤Bを取った先生は、研究の内容よりもキャッチーな研究課題名が大事だと言っていました(笑)。やはり実際に採択された方の話を聞くというのはすごく大事です。今後の参考になります。

ややとりとめのない話になってしまいましたが、研究費を取ってくるのは大事。特に実際に採択された人の話は大事という話でした。

さて、研究申請書の作成に取りかかりますかな。

2021.4.20 二刀流レーザーポインター

今回は即買いしたプレゼンター・レーザーポインターを紹介したいと思います。

大学の先生は学会発表や講義などでレーザーポインターを使われると思いますが、最近はプロジェクターでスクリーンに投影するだけではなく、モニター上にスライドを表示させて発表するスタイルが増えてきています。うちの大学でもスクリーンがある教室は少なく、教室内のモニターに投影する場合がほとんどです。またコロナ渦の影響で、オンラインでWEB発表が主流になりつつあります。

キャノンから発売されているPRESENTER PR1-HYは、プレゼンターと緑色レーザーポインターを切り替えて使えます。またWin/Macの両方のOSに対応し、USBの無線接続またはBluetooth接続にも対応しています。パソコン画面上に時計またはタイマーも表示可能です(付属のソフトをインストールする必要があります)

PRESENTER PR1-HY

https://cweb.canon.jp/laserpointer/lineup/pr1hy/index.html

まさに私が求めていたレーザーポインターということで即買いしました。通常のレーザーポインターと比べて少しお高いですが、大事な仕事道具なので仕方ないですね。後は電池の持ちがどのくらいかですね。

2021.4.13 担任制度

先週は1年生、2年生ともにガイダンス週間ということで私も少なからず出番があり、また学内委員会の会議開催などがちょくちょくあり普段より忙しい1週間でした。

今年度は1年生のイベント担当をすることになり、学生間の交流を促すようなゲームを開催しました。本当は昨年実施予定のイベントでしたが、コロナ禍の影響で昨年は中止になったイベントを1年越しに実施したのでした。

他の私立大学でもあると思いますが、本学には担任制度があります。薬学科では、講師以上の全教員が1学年3〜4名の学生の担任をすることになっており、日々の学習アドバイスや面談、成績表への担任コメント記入など、主に教育面の学生サポートを担います。学生が欠席しがちの場合や課題を出し忘れた場合は、教科担当からまず担任の方に連絡が来ますので、担任の方から学生に連絡します(笑)。かくいう私は今年度1,2年合わせて6名の担任を受け持つことになりました。

先週金曜日に1,2年合わせて6名の担任面談を実施して、2年生については昨年度の振り返りと今年度の学習アドバイス、1年生については状況把握ということで通学時間や苦手な科目などの聞き取り調査を行いました。前職でもアドバイザー教員という制度がありましたが、ほぼ教授に丸投げで主体的に面談などはほぼやっていませんので、手探り状態です。面談後は、面談票に話した内容など記録します。

今年度始まったばかりですが、担任をすることになった学生6名が無事に進級できるようにサポートしていきます。

2021.4.5 新年度スタート

岡山大学から岐阜医療科学大学に異動してきて2年が経ちました。本当にあっという間の2年間でした。そしてこの4月から薬学部2年目のスタートです。

新年度が始まって数日立ちますが、本日5日は本学の入学式。薬学科2期生が入学してきます。今週はガイダンス週間ということで、研修会や履修登録、健康診断などいろいろな行事が目白押しとなっています。私も薬学科2年生と1年生の担任を受け持ち、特に1年生に関しては行事担当者ということで、色々とお世話をすることになっています。

さて、研究室の方ですが、昨年と同様に私と研究員2名の体制でスタートします。学生の配属はまだ先(あと2年後)なので、この体制がしばらく続きます。仕事(研究)に関しては、まだ前職でやった仕事の論文をちまちま書いていますが、本当の意味で新しい仕事に取り掛かって単著の論文を出したいなと思っています。

そして私の部屋にデロンギの全自動コーヒーメーカー(形式番号ECAM22112)がきました。豆と水さえ入れておけば、豆の計量をすることなく自動的にエスプレッソやドリップコーヒーが楽しめます。便利な時代になりました。

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