UCリアクターの購入
久々の投稿となってしまいました。
6月から今まで、毎日のように自転車操業です。授業の準備、向山先生の追悼本の執筆、論文執筆、実験助手の選考(いい人に決まりました。9月から勤務開始)、機器利用説明会のセッティング、薬品管理システムの導入など、次から次へと追われるような日々を過ごしております。あとは7月末の締切案件さえ片付けば、少しだけ解放される気がします。
さて、前回の投稿に引き続き、機器の購入について書きたいと思います。前ボスから、古い型のUCリアクターを譲り受け、1台は保有しているのですが、もう1台、購入しました。
それはテクノシグマの極低温反応器 UCリアクター UCR-150N-Sです。本体、1Lのアルミブロック、テフロン被覆の外部温度センターを合わせて、100ちょっとです。本体だけではダメで、アルミブロックは別売りです。外部温度センターはつけなくても温度制御は可能ですが、どうしても反応液の温度が測りたくてテフロン被覆の外部温度センターを選びました。
今回購入したUCリアクターの特徴としては、-100 ℃の低温はもちろんのこと、50 ℃まで昇温できることが決め手でした。そして、目的に応じて容量の違うアルミブロックを付け替えることができる点です。夏場に20とか30 ℃の温度をかけたい時は、苦労しますよね。それが解消できるのは大きなメリットです。
まだ試運転しかしていませんが、液量1000 mLのアルミブロックなので-80℃まで温度が下がるまで、2時間くらい掛かりそうです(カタログでもそう謳っている)。書き物が落ち着いたら、これを使って仕込んでみたいと思います。
最後になりますが、シリンジポンプ2台と制御用ソフトも購入しましたので(今年度の散財は終わり)、その使用感についてはまた次回以降に紹介できればと思っています。