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2020.6.18 示差屈折検出器RID-20Aの購入
HPLCに新しい検出器を追加しました。それは示差屈折検出器RID-20Aです。キャンペーン価格での購入ですので、だいぶ安く購入することができました。これまでUVのみの検出でしたが、今後は感度は落ちるけどUV吸収が無い試料も分析できるようになります。
装置構成は下記の通り。
左からワークステーション。次の列が送液ユニット(低圧グラジエントポンプLC-20AT)、その上にデガッサー(DGU-20A)とリザーバートレイ。一番高く積み上げているところは、下からオートサンプラ(SIL-20A)、UV検出器(SPD-20A)、示差屈折検出器(RID-20A)、一番上がリザーバートレイ。そして一番右が、業者さんから異動祝いにもらったカラムオーブン(CTO-10AS)
UVとRIDは直列に繋いでいるので、同時検出が可能です。
いびつな形に積み上がっていますが、どうしても検出器は、オートサンプラとカラムオーブンの近くに置く必要があるようで、このような形となったようです。
このHPLCを買ったときは、最小限の構成でしたが、3年掛けて徐々に充実してきました。この装置を使って、バンバン分析をしていきたいと思います。
この他、UC-リアクターの最上位機種も購入しました。その話は次回にします。
2020.6.6 研究補佐員のパート
私の研究室では、研究補佐員のパートを募集しています。ハローワークに求人を出していますので、詳細はそちらをご覧ください。
求人番号 : 21060- 2193001
▼ 雇用期間 2020年7月1日〜2022年3月31日、週3、4回程度 1日4〜6時間程度の勤務、祝日、年末年始は勤務なし。
勤務日や時間などは相談に応じます。お子さんがいらっしゃる方で、病気や学校、保育所などの行事などでの急な勤務の調整もフレキシブルに対応します。採用時期は、2020年度の7月1日以降のできるだけ早い時期を希望しています。
▼賃金:1,200〜1,500円(経験を考慮する)
▼学歴 大学以上が望ましい
▼必要な経験等 有機化学の実験やNMR, HPLCなどの機器利用の経験があることが望ましいです。実験手法や知識はこちらで教示しますので、安心してご応募ください。
▼必要なPCスキル パソコン(Word、Excel、電子メール)などの基本操作ができる方
▼年齢 不問
▼勤務地
〒509-0293
岐阜県可児市虹ヶ丘4-3-3
岐阜医療科学大学薬学部薬学科 化学分野(萬代研究室)
2020.6.3 研究室のモニター環境
今回は、前から書きたいと思っていた仕事場のモニター環境を紹介したいと思います。
前の所属では、24インチモニター2枚をモニターアームで固定して、デュアルモニター(うち1枚は縦置き)を構築して、Dellのデスクトップパソコンをつなげて仕事をしていました。特に24インチモニターの縦置き環境は便利で、論文のPDFやWordファイル全体を表示することができます。ちまちまスクロールする必要がなく、もう後(シングルモニターや横置き)には戻れない体になってしまいました。
岐阜医療科学大学に来てからは、大きなデスクが自由に使えるようになりましたので、新たなモニター環境を再構築することにしました。
独立してやりたい放題な環境なので、24インチのデュアルモニターといったセコい環境ではなく、一人で運べないぐらいクソ重いワイドモニターを導入することにしました。大学からは22インチのモニターも支給されていますが、それでも15万もする大きい5Kモニターの購入一択でした。
それは、Dell デジタルハイエンドシリーズ U4919DW 49インチワイド曲面モニター です。
このモニターにした決め手は、USB-Cポートがあること、またHDMIとDisplayPortが使え、2台のパソコンを同時に出力(2画面表示)できることでした。普段使いでMacとWindowsの二画面同時表示して仕事することはほぼありません。
USB-CポートにはメインのMacBook Pro(15インチ)をクラムシェルモードで接続し、Displayportには大学から支給されたWindows 10のデスクトップをつなげています。Windows端末は退勤管理や学内ネットワーク内の共通サーバに接続しているため、使わざるを得ないのです。
ただ、頭のどこかには、A4縦表示モニターを設置したい欲求がどこかに残っており、つい最近24インチモニターをまた2台買ってしまいました。うち1台はDellのワイド曲面モニターとのデュアルモニターとして、もう1台は計算機2台(Gaussian 16)をつなげる目的です。
バカみたいに追加で2台買ったモニターは、Dell プロフェッショナルシリーズ P2419H 23.8インチワイドモニターです。ピボット機能が付いています。
もともとDellの49インチワイドモニターだけで、複数画面表示でき、Macのマグネットというアプリを使えば、ショートカットキーで自由自在にピチッとウインドウが並べることができます。ここにDellの23.8インチのモニターを縦置きにすると、さらに大きな表示環境が手に入りました。
それがこちら。
この写真に写っている49インチワイド曲面モニター(解像度5K)の左1/3に1つのWordファイルを表示し、右2/3には別のWordファイルを複数ページ表示しています。そして右側に鎮座する23.8インチの縦置きモニター(解像度1920 x 1080)には、さらに別のWordファイルを表示させています。
いやー、これは便利。すごく便利です。
今はたまたま異なるWordファイル3つを表示させていますが、パワポ、エクセル、PDFなど異なるファイルを参照するときに、一挙にを表示させる時に真価を発揮します。(写真では写っていませんが、左側にはGaussian計算機を2台つないだモニターもあります)
MacBook Proをつないでこうしてデスクトップ化しているので、仕事が終わればノートパソコンは持ち帰ります。自宅でも同じ環境で仕事ができるので、大変便利です。家庭には仕事を持ち帰らない主義ですと言ってみたい。
私がこうした環境を構築するときに、いろいろとサイトを参考にしました。あまり参考にならなかったので、そして今回こうしてブログに書くことにしました。
参考になれば幸いです。