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2018.4.10 [:ja]『有機分子触媒の開発と工業利用』出版[:]
[:ja]『有機分子触媒の開発と工業利用』がシーエムシー出版から出版されました.有機分子触媒分野の第一線で活躍されている先生方が多数執筆しています.
我々も分担で「大量スケール合成に適用可能なエナンチオ選択的なアシル化反応の開発」というタイトルで執筆しています.これは我々の研究成果を纏めたものになります.
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=5419
価格は 88,560 円(税込)と少々お高いですが,著者紹介制度でお安く(20%引き,65,600円)購入できます .ご入り用の方はお知らせください.
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2018.4.10 [:ja]TL Digestがオンライン掲載されました.[:]
[:ja]キラルなN,N-ジメチル-4-アミノピリジンを用いたエナンチオ選択的・位置選択的なアシル化反応に関するミニレビューがTetrahedron Lettersのオンライン版に掲載されました.過去10年間(2007-2017年)の反応例について網羅的に掲載しています.
Recent topics in enantioselective acyl transfer reactions with dialkylaminopyridine-based nucleophilic catalysts
Hiroki Mandai,* Kazuki Fujii, Seiji Suga*
Tehrahedron Letters, 2018, inpress.
https://doi.org/10.1016/j.tetlet.2018.03.016
触媒に関して,不斉源が導入された位置(ピリジン環のC-2, C-3, C-4とその他)ごとのカテゴリーに分けて,どんな反応が行われたか俯瞰できるようにして,またできる限り触媒設計指針と反応の選択性発現のメカニズムを解説しています.
キラルなN,N-ジメチル-4-アミノピリジンに関するレビューは2007年のWurzの総説が有名ですが,それが出版された後の現在までの論文をカバーしております.
ご一読いただければ幸いです.[:]